シマウマな日常

誰に向けて書いているわけでもないただの備忘録

小切手を使えば紙幣に対する考え方が変わる

アメリカに住んでからもうすぐ1年が経つ。アメリカに住んでから変わったことのひとつは、紙幣に対する考え方だ。紙幣って信用で成り立っているんだなっていうことを強く感じるようになった。そのような考えに至ったのは、小切手を使うようになったからだ。

小切手を用いた支払いの仕方は簡単に言うと、紙切れに、相手の名前、金額、自分の署名と銀行口座を書いて相手に渡す。ただそれだけ。それだけでお金を支払ったことになる。これが何を示しているかと言うと、自分の”信用”がお金の代わりとなっているということになる。

もし日本にも小切手文化が流行れば、紙幣に対する見方も少しは変わるんではなかろうか。どう変わるかって?今の日本人は紙幣そのものに価値があると思っている人が多い。でも紙幣そのものには実は価値は全くなくて、紙幣を発行している日本銀行の”信用”に価値がある。言い換えれば、日本銀行の”信用”が下がれば、紙幣の価値も下がるのだ。小切手を用いることで、この”信用”を肌で感じることができるし、肌で感じることができれば、”信用”対する考え方も変わる。結果、自分の資産を保有するかという考えも変わるはず。外国紙幣もそうだし、国債や株式を多く保有するかもしれないし、もしかしたらビットコインに多くの人が走るかもしれない。

小切手文化を日本に流行らせることで、日本の資産流動性が高まるかもしれない。そんなことをちらっと思いながら、今日も小切手にサインをする。